世間一般的には、資格マニアに対する評価が低い為、資格マニア=就職や転職が出来ないというイメージがあります。
しかし、そんな資格マニアでも大丈夫な天職があります。
それは、ビルメンです。
資格マニアにとって、ビルメン業界は、趣味と実益を兼ねた、一石三鳥の業界です。
第1に、ビルメンになれば、実務経験が必要な資格を色々と取得する事が出来ます。
資格マニアになりたての頃は余り気にならないのですが、資格マニアとしての年数が経つにつれ、ただ単に資格の数を増やすだけではなく、段々、他人が持っていないようなレア資格を取得したいというマニア心が芽生えて来ます。
そうなると、他人と同じ資格を取得するだけでは満足出来なくなり、必然的に、実務経験が必要な資格や難関資格の取得へと興味を抱くようになります。
ところが、此処で一つ問題が生じます。
それは、難関資格の取得は一朝一夕に出来ることではない為、資格取得に長期間を要する可能性が有り、又、確実に取得出来るという保証も無いことです。
これは私の独断と偏見ですが、資格マニアには、一つの資格に固執するよりも、次々と新たな資格取得に挑戦する傾向が多分にある気がします。
その為、資格マニアが難関資格取得を目指す場合は、難関資格一本に絞るのではなく、それと並行して比較的容易に取得出来る資格取得を行う方がストレスは少ない気がします。
そんな資格マニアにとって最適なのが、実務経験が必要な資格の取得です。
実務経験が必要な資格は、実務経験条件を満たすことは難しいのですが、実務経験条件さえ満たすことが出来れば比較的容易に取得出来る資格が多々有ります。
第2に、ビルメン業界は、全般的に年収が低い為、求人広告を出しても中々人が集まらないことが有ります。
その為、人間性や能力的に問題が有る人物や未経験者でも、資格さえあれば採用してもらえる可能性が他業界よりは高い気がするからです。
第3に、ビルメン業界は、資格手当や資格取得の補助等のサポートに関しては、他業界よりも充実している企業が多い気がするからです。
この様にビルメン業界は、資格マニアにとって至れり尽くせりの天国みたいな業界です。
最後に、経済的豊かさと趣味のどちらを優先するかは、人其々ですが、私は、趣味を優先した為、ビルメンになりました。
確かに、働くことは美徳であるという考え方もあります。
確か、アリとキリギリスの話では、最後に、働き者のアリは幸せになり、怠け者のキリギリスは餓死したかアリに助けを求めたという悲惨な結末だった気がします。
しかし、穿った見方をすれば、例え、最後に悲惨な結末を迎えたとしても、自分がやりたいことをやり尽くすことが出来たキリギリスは幸せだった気もします。
これが、自他共に認める、救いようが無い自堕落な怠け者である私の本心です。
以上