先日、ヤフーニュース{HUFFPOST7/5(木)7:13配信)}で、ロンブー田村敦氏の慶應通信法学部入学を知りました。
法律を学びたいという同氏の入学理由から推測するに、多分、同氏は法学部甲類入学だと思います。
だとしたら、工業高校出身者{ウイキぺデア「田村敦」参照}である同氏にとって、法学部甲類は非常に相性が良い選択であるといえます。
それは、工業高校で学ぶ工学的思考と慶應通信で学ぶ法学的思考には類似性があるからです。
私は工業高校(現在の偏差値は45)電気科卒の為、普通課程で慶應通信法学部甲類に入学し卒業しました。
法学部専門科目を学ぶ時に感じたことは、電気回路問題と法律問題を解く時の考え方、工学的思考と法学的思考には類似性があるということです。
例えば、電気回路問題の場合は、公式、定理、法則等を使用し論理的に考えて答えを見付けます。
他方、法律問題の場合は、公式、定理、法則等の代わりに、条文、判例、学説等を使用し論理的に考えて答えを見付けます。
その為、私の場合、法律問題は電気回路問題を解くのと同じ感覚で解けた為、専門科目には比較的抵抗感無く取り組むことが出来ました。
電気回路問題と法律問題を解く時の考え方で、唯一異なるのは、電気回路問題の答えは常に一つの為、自分で正答を決定出来ませんが、法律問題の答えは常に一つとは限らない為、自分で正答を決定出来る(※例:死刑存廃論や自衛隊の違憲合憲論等)ケースも有るという点です。
極論すれば、法律問題の答えは、例え相手の考えに反する見解であっても、最終的に相手が納得せざるを得ない論拠があれば、それが正答です。
この様に、工業高校出身者にとって法学部甲類は非常に相性が良い選択である半面、工業高校出身者には特有の弱点があるのも事実です。
それは、総合教育科目に対する圧倒的な学力不足です。
普通高校出身者だったら、国社数理英に関しては十分やっている為、総合教育科目の基礎固めが出来ていると思います。
しかし、工業高校出身者は違います。
私が卒業した工業高校の場合、国社数理英の授業レベルは中学校の延長みたいな程度でした。
その為、基礎的な学力不足が原因で総合教育科目で大いに苦労しました。
特に英検4級(3級は2回不合格で断念)の私にとっては、英語が致命的で、筆舌に尽くしがたい塗炭の苦しみを味わいました。
今回のニュースを知り、工業高校出身者として、同氏にシンパシーを感じました。
今回のニューズについては賛否両論ありますが、同氏には初心を貫き是が非でも卒業してもらいたいです。
因みに、私の手元には、入学した1992年10月~卒業後も継続購入していた2013年3月迄の三色旗がありますが、在学中は積読状態だった為、卒業後、時々、読んでいます。
数年前、三色旗が廃止されたと風の噂で聞きました。
三色旗は、勉強方法だけでなく興味深い内容が多く有意義な情報が多々得られただけに、廃止はとても残念です。
以上
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