

本年も宜しく御願い致します。
新年早々、私が行った所は、初詣ではなくブックオフです。
現在、ブックオフでは、1月4日迄、ウルトラセールをやっており、本が全品20%引きです。
と言う訳で、自分へのお年玉としてブックオフで大人買いをして来ました。
今回購入した本は下記11冊で、合計1,595円(税込み)です。
●ユゴー(佐藤朔訳)『レ・ミゼラブル1』(平成14年)新潮社●ユゴー(佐藤朔訳)『レ・ミゼラブル(二)』(昭和62年)新潮社●ユゴー(佐藤朔訳)『レ・ミゼラブル(三)』(昭和63年)新潮社●ユゴー(佐藤朔訳)『レ・ミゼラブル4』(平成24年)新潮社●ユゴー(佐藤朔訳)『レ・ミゼラブル5』(平成24年)新潮社●大石直紀『杉原千畝』(2015年)小学館●トマス・ブルフィンチ(大久保博訳)『《新訳》アーサー王物語』(平成10年)角川書店●溝口敦『中国「黒社会」の掟 チャイナマフィア』(2006年)講談社●増田明利『日給6000円の仕事の現場 今日から日雇い労働者になった』(平成27年)彩図社●福原俊彦『家斉の料理番』(2015年)宝島社●嵐山光三郎『文人悪食』(平成24年)新潮社
この中で一番読むのが楽しみなのが『レ・ミゼラブル』です。
随分昔に聞いた、「ジャン・ヴァルジャン」という主人公の名前が何故かしら印象に強く残っており、それ以来、ずっとこの本を読みたいと思っていたのですが、中々、機会が無くて、今回やっと読むことが出来ます。
しかし、私は、楽しみは後にとっておくタイプです。
その為、メインディッシュであるこの本を読むのは後回しにしました。
そこで、前菜として読んだのが、『日給6000円の仕事の現場 今日から日雇い労働者になった』と『家斉の料理番』です。
両書共、面白くて一気に読み終えてしまいましたが、特に『日給6000円~』は、私の日常と比較しながら読むと意外な発見があって面白かったです。
同書から面白い部分を抜き出してみると、『低賃金を低賃金と思わなくなっていたのだ。交通費分を引いた本当の賃金は9200円、20日働いても18万4000円だから大学新卒の初任給より低いのだ。そんな僅かな金額で喜んでいる自分がみっともなく思えて自己嫌悪を覚えた』P49引用。
■私の給料と殆ど同じですが、特に嫌悪感を感じたことはありません。
『日当9000円として20日働けば18万円、もう少し頑張れば20万円ぐらいの収入になるから生きてはいける。だけど年収にしたら240万円がいいところだ、民間企業で働く人の平均年収は約430万円だから190万円も少ない。』P53引用。
■私の年収と殆ど同じです。
その為、生きていけるのなら、これで十分じゃないのかな。
『長椅子に座っている3人組が求人誌をめくっていた。「ここは時給1200円か、これいいよね」「夜勤の警備だと日給1万円なんてざらだよ」こんなことを真剣に話している。おたくらゆるいなあ・・・・・・。時給1200円で1日8時間、月にに20日働いて幾らになる。たった19万2000円だぞ。大学新卒の初任給より安いじゃないか。勤労者の平均月収額をしらないのか。男性の平均月収額は33万3000円だ、6割にもならないじゃないか。時給がたった50円高いとか100円高いとかの問題じゃないだろう』P84引用。
■私の感覚では、たった19万2000円ではなく、19万2000円もあるです。
私は時給制ではありませんが、時給制で働いている人にとっては、時給が50円高いとか100円高いとかは大きな問題です。
結論、私は筆者が言う低賃金の底辺労働者ですが、現在の生活は非常に快適です。
若しかして、私は、生まれながらにして貧乏人になることを約束された、King of 貧乏なのかもしれません。
今年も、自由気儘な貧乏生活を大いに楽しむことにします。
以上