過日、初詣ならぬ初ブックオフに行って来ました。
私は、気に入った本に出会うと見境無く購入してしまう傾向があります。
その為、ブックオフで一度に購入する本は10冊以内と自戒していました。
ところが、今回は、その戒めを破ってでも購入したいと思う魅力的な本に出会ってしまい、気が付いたら14冊も購入してしまいました。
と言う訳で、今回は、前後編2回に分けて購入した本の紹介をします。
前編は、①東郷隆『初陣物語』2015年、実業之日本社、②司馬遼太郎『豊臣家の人々』2015年、中央公論新社、③瀧野隆浩『自衛隊指揮官』2005年、講談社、④川口松太郎『一休さんの門(上)』1990年、講談社、⑤川口松太郎『一休さんの門(下)』1990年、講談社、⑥上村喜代治『インパール』2000年、光人社の6冊です。

これらの本を立ち読みした感想は下記の通りです。
①は、長宗我部元親、織田信長、徳川家康、蒲生氏郷等名だたる武将の初陣や無名兵の戦を題材にした短編歴史小説集です。
通常、武将が主人公の小説は、サクセスストーリー展開が多く、初陣シーンはクライマックスに至る一通過点に過ぎません。
しかし、この本は、初陣シーンだけで話が完結する為、その様な切口が斬新な気がしました。
②は、豊臣秀吉以外の豊臣家所縁の人達にスポットライトを当てた小説です。
通常、豊臣家というと秀吉が主役でそれ以外の人達は脇役のイメージが強くなりがちです。
しかし、この本は、そんな脇役達を主役にし、各々一話で完結する話をまとめた形式の小説です。
③は、本書裏表紙を引用すると『・・・防衛大学卒業後、新聞記者として防衛庁を担当してきた著者が、日本の安全が脅かされた「地下鉄サリン事件」「能登半島沖不審船事件」「ミグ25亡命事件」「12-9警告射撃事件」の真相を現場指揮官に直接取材!苦悩する指揮官の肉声を伝える!』という内容です。
④、⑤は、大人になった一休さんが主人公の物語です。
アニメの一休さんは、お茶目で非常に愛らしい純真な子供というイメージがありました。
しかし、実在の一休さんは、酒好き、女好き、反骨精神旺盛な破戒僧的な側面もあった人物です。
その為、この本を読む時は、アニメの一休さんではなく、実在の一休さん像を念頭に置いて読むとより一層楽しめると思います。
⑥は、言わずも知れた戦記物です。
インパール作戦は、私の独断と偏見に基づくと戦記好きならば誰でも一度は聞いたことがある有名な作戦です。
この作戦を知らなければ、戦記好きとは言えません。
因みに、この作戦は、「白骨街道」に代表される様に、大日本帝国陸軍にとって、物凄く悲惨な敗北結果に終わった作戦です。
前編は、これ位にして残りは後編で紹介します。
後編では、いよいよ、今回最大の掘り出し物である珠玉の逸品が登場します。
楽しみにしていて下さい。
続く
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