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溶接機の迷走電流事例

2010/12/24 11:17:12 | 電工2種合格者能力向上講座 | コメント:0件


 これは、私が、今から10数年前に、ポリテクの電気設備コ-スで、職業訓練を受講していた時に経験した溶接機の迷走電流事例です。

 私が、この職業訓練を受講したのは、電気事業用電気工作物(電力会社の電気設備)と、一般用電気工作物(住宅の電気設備等)や自家用電気工作物(ビルや工場等の電気設備)は異なる為、電力会社勤務時代に忘れかけていた、一般用電気工作物や自家用電気工作物に関する知識や、シーケンス制御に関する知識を、もう一度学び直す為でした。

この職業訓練は、10月から翌3月迄の半年間の訓練でしたが、入所当時は、その年に受験した電験3種の結果が、まだ出ていない状態でした。

その為、訓練期間の前半は、他の訓練生と同様の訓練を受けていました。

 しかし、途中で、電験3種に合格したことが分かり、私自身、既に電気工事士免状も持っていた為、他の訓練生と同様の訓練を受けるだけでは、時間の無駄だろうと言うことになり、実務経験豊富なベテラン電気主任技術者である電気設備コース担任の職業訓練指導員(以下単に、「ベテラン電気主任技術者」とのみ表記)の粋な計らいで、訓練の合間に、電気主任技術者見習いみたいなこともさせてもらいました。

尤も、電気主任技術者見習いと言っても、電験3種に合格したばかりで実務経験皆無のペーパー電気主任技術者の私には、出来ることは何もありませんでしたが、ベテラン電気主任技術者の後ろに、金魚のフンのようにくっついて行って、その仕事内容を見学させてもらったおかげで、色々な事を学ぶことが出来、その時の経験が、私にとっては、非常に有意義な経験となりました。

今回の話は、その時の経験談です。

 前置きが、大分長くなりましたが、本題に入ります。

 今回の事例は、溶接機の迷走電流事例(※詳細は図1参照)ですが、当時の状況は、下記の通りです。

①溶接科工場の職業訓練指導員から、溶接用衝立と溶接棒を接触させると、火花が発生して危険なので調査して欲しいと、ベテラン電気主任技術者に連絡あり。

②現着。

③溶接科工場の職業訓練指導員に状況の聞き取り調査をしながら、現場状況の確認(溶接台のアースを接続すると溶接用衝立―溶接棒間で火花が発生し、アースを外すと火花は発生しない)。

 この状況で、ベテラン電気主任技術者より、原因は、何か考えるように言われました。

 そこで、私が原因として考えたのは、アース接続の有無が火花発生の有無に関係しているということから、溶接機→アース線の被服が損傷して漏電→コンクリート製の床→溶接用衝立→溶接棒→溶接機という閉回路(閉ループ:青線)が形成されたということでした。

しかし、これは、私の思い込みによる間違いでした。

私は、アース接続の有無が火花発生の有無に関係していることから、てっきり、アース線に原因があるものだとばかり、思い込んでしまったのですが、それが、間違いの基でした。

この思い込みにより、私の視野は極端に狭くなってしまい、広い視野で全体を見渡すことが出来ませんでした。

その結果、私の注意力は、溶接用衝立の下部ばかりに向いてしまい、この原因を解明する重要なヒントとなる、溶接用衝立の上部にある支持金具の存在を見落としてしまいました。

 この支持金具の存在に気付いていれば、溶接機→溶接台→アース線→GL→鉄骨製柱→空調用金属製ダクト→支持金具→溶接用衝立→溶接棒→溶接機という閉回路(閉ループ:赤線)が形成されたという原因を見付けることが出来た筈です。

 今になって思えば、何でこんな簡単なことが分からなかったのかと、恥ずかしい限りなんですが、当時の私には、この程度の事すら分かりませんでした。

それに比べ、ベテラン電気主任技術者は、凄いです。

支持金具の所の電流を、ちょっとクランプメーターで測定したかと思ったら、立ち所に、迷走電流の経路を解明してしまったんですから。

凄いとしか言いようがありません。

これが、ペーパー電気主任技術者と、ベテラン電気主任技術者の違いなんですよね。

 因みに、今回の事例は、金属製の溶接用衝立を絶縁性の物に交換することで、解決出来ました。

以上

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以上

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