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ジャッジⅡ・島の裁判官奮闘記

2008/10/28 23:32:12 | デタラメ法律放談 | コメント:0件

 いよいよ、「ジャッジⅡ・島の裁判官奮闘記」が始まりましたね。

私は、この前編(ジャッジ)を、毎週欠かさず観ていたので、今回も、毎週、欠かさず観るつもりです。

 それにしても、いきなり、一話目から、突込み所があって、面白かったです。

今回、私が、ドラマを観ていて、突っ込みたいのは、「裁判中に、裁判官が謝って、いいのか?」と言う問題です。

 今回のドラマのストーリーは下記の通りです。

※HP(http://www.nhk.or.jp/judge2/trailer1.html)から引用。

『【第1話】〔過信〕
三沢恭介(西島秀俊)は大美島で二年目の夏を迎えていた。
ある日曜日、住民に開放されていた小学校で事件が起こる。
テニスの審判台に登って遊んでいた男の子が審判台ごと転倒し重傷、
両親が学校側に責任があるとして提訴したのだ。
恭介はこれまでの経験から、狭い地域での対立は長引かせないほうがいいと
判断し和解を勧める。
しかし恭介の思いと裏腹に両者の対立は感情的になり、
やがて住民も巻き込んだ思わぬ事態に発展してしまう。』

 引用したストーリだけでは、分りにくいと思うので、少し、捕捉をしておきます。

①両親(原告)側は、子供が怪我をしたのは、審判台が地面にしっかりと固定されていなかった為だとして、学校側の管理責任を追求。

②学校(被告)側は、子供が怪我をしたのは、子供から目を離して、テニスに興じていた両親が悪いとして、両親の監督責任を追求。

③裁判官(三沢恭介)は、当初、和解を勧告したが、結局、和解期限が来ても、和解が出来なかった。

④その為、裁判官は、「私の熟慮が足りなかった為に、安易に和解を勧めてしまい申し訳ありませんでした。今後は、双方に、依存が無ければ、裁判で決着をつけたいと思いますが如何ですか?」という趣旨の発言をした。

⑤結局、裁判では、審判台の使用方法が、予見可能性の範囲を超えていた(子供が、審判台の背もたれを跨いで超えようとすることは、予見出来なかった)ということで、原告側の訴えは、棄却され、訴訟費用は、全額、原告側が負担するという判決が下された。

とまあ、大体こんな感じです。

 この判決自体は、至極、妥当だと思いますが、問題は、④の裁判官の発言なんですよね。

確かに、間違いを素直に認めて謝るのは、一般人なら、倫理的には何も問題はありません。

しかし、裁判官が、裁判中に、自ら熟慮が足りなかったことを認め、謝るというのは、司法に対する信頼を失墜する発言のような気がして問題に思えます。

 そう言えば、以前、袴田事件を担当した元裁判官が、「これは、冤罪事件で、死刑判決は誤りだった」と言う趣旨の発言をして、物議を醸したこともありましたね。

そんな、元裁判官には、次の言葉を送りたいと思います。

『・・・法律家とは「言葉の力・理屈の力を信頼する人々」のことである。条文にそう書いてある以上はそれを尊重する。もし解釈でどちらとも決められないとき,どの結論を選ぶかは,自由な討論のなかで出される論拠・理由づけの説得力によって決するほかはない。特定の結論の正しさをいくら確信していても,その論拠が相手方によって論破されたなら,素直に「負け」を認めなければならない。合理的な反論を思いつかないが感情的に納得できないから反対の側にまわる,というのは,法律学の世界にあってはならない。・・・』※井田良『基礎から学ぶ刑事法』1996年、有斐閣、P251より引用。

この言葉が正しければ、例え、元裁判官が冤罪事件だという心証を抱いていたとしても、結果的に、死刑賛成派を論破することが出来なくて、合議制の多数決の結果、2対1で死刑判決が決まった以上は、素直に「負け」を認めるのが、正しい法律家の在り方ということになります。

従って、それを、判決が下った後で、どうこう言うのは、法律家としては、失格と言わざるを得ないと思います。 

何れにしろ、両者共、裁判官や元裁判官の言葉としては、失言だと思います。

因みに、私は、「言葉の力・理屈の力を信頼する人々」には、到底、成れそうも無いので、法律家になるのは断念しました(笑)。

以上

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