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シーケンス制御配線

2007/01/19 14:32:02 | 就転職に役立つ話 | コメント:0件

 これは、私が二十代の頃に、某産業用機械メーカー(メーカーとは名ばかりの田舎の小さな下請工場ですけど)で、シーケンス制御配線のバイトをした時の話です。

 私が、このバイトを選んだ理由は、シーケンス制御配線に関してのスキルを身に付けたかったからです。

 電気技術者の世界は、ある意味医者の世界と似ており、一口に電気技術者といっても専門が細かく分かれており、極論すれば、医者の内科と外科のように、仕事内容に大きな隔たりがあります。

その為、自分の専門以外は、対応が出来ないことがあります。

 例えば、電力会社一つとっても、技術系だけでも、発電、変電、送電、配電と大まかに分けて4種類あり、最初に配属された部署によって、その後歩む道が決まってしまいます。

最初に発電部門に配属された者は、発電の専門技術者(発電屋)として育成され、私みたいに、最初に配電部門に配属された者は、配電の専門技術者(配電屋)として育成されます。

 その為、発電屋が配電屋になったり、配電屋が発電屋になるというようなことはなく、ごく限られた範囲での自分の専門分野に関してのスキルを身に付けることになるので、自分の専門以外については、基礎的なことしか分かりません。

しかし、電力会社にいれば、それは、特に問題にはなりません。

原則として、他部門の仕事をやることは無いからです。

 ところが、一度電力会社を退職してしまうと、話は違います。

電力会社の技術というのは、特殊なので、一般企業では余り活用出来ない部分がかなりあります。

私は、配電だったので、他の部門に比べれば、電気工事関係の審査業務等が含まれていた分、多少はましなんですが、主業務であった、配電線路設計に関するスキルは、電力会社以外では通用しないスキル(一般の企業では、電柱を建てて、架線したり、電柱に変圧器等の機器を載せる設計をする機会等は殆ど無いと思います。)なので、電力会社を退職した時点で、何のスキルも無い状態になってしまいました。

 そこで、一般企業で通用するような電気技術者としてのスキルを身に付ける為に、半年間、ポリテクセンターの電気設備コースで失業保険を貰いながら、もう一度、基礎から電気設備とシーケンス制御の勉強をし直ました。

そして、丁度、運良く職業訓練終了時に、産業用機械メーカーでシーケンス制御配線のバイトの求人があったので、その求人に応募しました。

 その産業用機械メーカーでのシーケンス制御配線の仕事には、制御盤内の配線と、シーケンサーの入出力配線(制御盤から出て各センサーや機器等に行く配線)の二種類がありました。

 制御盤内の配線をする時は、制御盤の中に予め、リレーやタイマー、シーケンサー等が組み込まれているので、それを配線図を見ながら、制御電線を圧着端子で圧着して接続していくという仕事でしたが、これは、図面さえ読めれば誰でも出来る仕事なんで、凄く楽でした。

 問題は、シーケンサーの入出力配線の方です。シーケンサーの入出力配線は全て、制御盤内にある端子台に一旦接続され、そこから制御盤の外に出て、各センサーや機器等に行くのですが、この端子台から出て各センサーや機器等を接続する時の配線が非常に厄介なんです。

 産業用機械は、色々な用途や大きさがあり、複雑な形をしています。

例えば、ボトルのキャップを締める物や、住宅メーカーがユニット式住宅の壁を作る時に使用するような物等、小型の物から大型の物まで色々あります。

その為、機械によって配線ルートが異なる上に、最大の難関は、見た目良く綺麗に配線するということです。

 私は、配線図面は読めるので、配線の接続だけなら特に苦にならないのですが、不器用な上に美的センスが0なので、見た目良く綺麗に配線するということが苦手で、これが一番苦労しました。

 又、機械に配線をする時は、タイマウント(配線を固定する為の合成樹脂製の台)にインシロック(配線固定用の合成樹脂製の結束バンド)を取り付け、配線を固定します。

その時、エアードリル(圧縮空気を利用したドリル)を利用して、鉄製の機械本体に下穴を空け、タップでネジを切って、ボルトでタイマウントを機械に固定するのですが、下穴に対して少しでもタップが歪んでいると、直にタップが折れてしまうので、ネジを切る時も結構苦労しました。

 ※下穴:ネジを切る時に、予め空けておく穴のことで、通常は、ネジの直径×0.8(0.75でもOK)の径の下穴を空けます。例えば、M5のねじだったら、5×0.8=直径4mmの下穴を空けます。

 因みに、その産業用機械メーカーは、下請けの悲しさで、いつも元請企業から無理な納期での注文を受付けていたので、生産計画がかなりいいかげんで、忙しい時と暇な時の波がすごくあり、いつも納期間際になると、社員達は徹夜で作業し、翌日はフラフラしながら作業をしていました。

そんな状態だったので、中国に輸出した機械の一部分が、客先で脱落してしまい、元請企業から一時出入り禁止を受けたりしたこともありました。

 その様な企業だったので、本業のシーケンス制御が暇な時には、機械部品の砥石がけ、機械部品のペンキ塗り、グラインダーを使用しての機械部品の面取り等、本業以外にも色々なことを経験することが出来ました。

 正社員として働くとしたら、ちょっと考えてしまうかもしれない企業だったんですが、取り合えず、当初の目的であったシーケンス制御に関してのスキルは、ある程度は身に付けられたので良かったです。

 バイトとはいえ、探せば意外とスキルが身に付けられる職場は見つかるものです。

正社員でなくても、スキルを身に付けることは可能です。

時給ばかりではなく、スキルが身につくかどうかも検討して探せば、バイトも自分のキャリア形成に十分役立つと思います。
                                        以上

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