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講演会

2006/12/05 15:00:53 | 慶應通信法学部甲類体験記(塾生) | コメント:0件

 日曜日に、グランシップで行われた、ドイツ文学の先生の講演会に行ってきました。

講演の演題は、「恋と風景の研究」ということで、DVDの「ローマの休日」を最初から最後まで鑑賞しながら、それぞれのシーンについて、先生が、そのシーンの元になった、文学作品との関係についてレクチャーをしてくれました。

 私は、この作品を最初から最後まで見たのは初めてだったのですが、今回の講演を聴くまで、まさか、この作品が、こんなに多くの文学作品の影響を受けていたとは知りませんでした。
 
 例えば、映画の冒頭で、アン王女が沢山の人と謁見をしているシーンがあり、その中で、謁見に飽きた王女が、履いていた靴をそっと脱いで、足を休めるしぐさがありますが、これは、「シンデレラ」のガラスの靴を意味しているということでした。

 また、新聞記者が王女に対して、色々と紳士的な振舞い(睡眠薬で朦朧としている王女を自宅に連れてきたのに、何にも手を出さないシーンや、睡眠薬のせいで朦朧とした王女に、召使と誤解されて、洋服を脱がすように命令されたのに、それを拒否して部屋を出て行ったシーン等)をしているのは、この新聞記者が「騎士物語」に出て来る騎士の位置付けだからそうです。

今の日本で、若い女性が、夜中、意識朦朧とした状態で、ベンチで寝ていたら、まず無事ではすみません。

 これ以外にも、夜中に王女がこっそりと宮殿を抜け出す時、バルコニーが映し出されるシーンがありますが、これは、バルコニーというのは、「ハムレット」に象徴されるように、恋愛のシンボルだそうです。

この他にも、色々とありましたが、映画を見る時、文学的に見るのも結構面白い物だと思いました。

 尚、これは、私見ですが、この物語の結末が、悲恋で終ることは、冒頭の出会いのシーンで分ると思います。

伝統的な文学作品の場合、夜というのは、不吉なことの象徴であり、初めて出会う場所が夜というのは、結末が悲恋に終るという事を暗示しているからです。

その為、この出会いのシーンを見ただけで、結末がハッピーエンドかどうかは、直に分ります。

文学作品で使用されているシンボルには、りんご=命等、色々な物があるので、その様なシンボルをまとめたシンボル辞典を見るのも面白いかもしれません。

多分、文学部の人は、このシンボル辞典を持っている人が多いと思います。

 因みに、この映画は、ラブロマンスとして有名なことは皆さんご存知だとは思いますが、ラブロマンスとはおよそかけ離れた、意外な分野でも有名です。

それは、有機溶剤の安全教育の分野です。

ラブロマンスと有機溶剤の安全教育、一見すると全く関係ないように思えますが、意外な所で繋がっています。

 それは、この映画が話題になり、全国で、映画の中で、主人公がはいていたサンダル(ヘップバーンサンダル)がブームになり、各地のサンダル工場で、このサンダルが作られたのですが、その時、多発したのが、有機溶剤中毒だったからです。

 当時、有機溶剤中毒が多発したのは、当時のサンダルが、かなり毒性が強い接着剤を使用しており、有機溶剤の取り扱いに関する安全管理体制等も今ほど完全ではなかった為、サンダルを作っていた女工さん達が皆仕事中に、シンナー中毒になってしまったからです。

 このように、実は、この映画の陰には、現代版女工哀史ともいうべき悲劇が、隠されていたのです。

以上

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以上

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