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刑訴法1

2006/06/05 08:43:59 | デタラメ法律放談 | コメント:0件

 今日は、「刑訴法1」です。

刑事訴訟法(以下刑訴法と記す)というといかにも難しくて、とっつきにくい印象がありますが、勉強してみると意外と面白い科目です。

ただ一つの難点は、勉強しても、普段の日常生活では、ほとんど使い道が無いことです。

それは刑訴法が必要になるのは、自分が犯罪者になった時か、犯罪の被害者になった時位だからです。

 でも、自分が犯罪者になった時(別に犯罪者になることを推奨する気はありませんが)、次の二つの法律を上手く活用すれば、例え罪を犯していても無罪になることが出来ます。

 一つ目は、刑訴法319条1項「強制、拷問又は脅迫による自白不当に長く抑留又は拘禁された後の自白その他任意にされたものでない疑のある自白は、これを証拠とする事が出来ない。」と言う規定です。

これは、簡単に言うと任意性の無い自白は証拠に出来ないと言う意味です。

 二つ目は、刑訴法319条2項「被告人は、公判廷における自白であると否とを問わず、その自白が自己に不利益な唯一の証拠である場合には、、有罪とされない。」と言う規定です。

これは、簡単に言うと、有罪にするには、自白の他に必ず自白以外の証拠(補強証拠)が必要になるということです。

尚、これを補強法則と言います。

 ですから、刑事ドラマの取り調べ場面で、刑事が犯人の胸倉をつかんだり、机を叩いて、威圧的に自白を共用する場面がありますが、本当にそんなことをしたら、刑訴法319条1項違反になります。

更に、刑事ドラマで、刑事がよく「物証」と言う言葉を言いますが、これは、刑訴法319条2項を意識したもので、物証がなければ有罪に出来ないことを意味しています。

 では、実際はどうかと言うと、これは嘘のような本当の話ですが、刑訴法の教授(この先生は弁護士資格があり、凶悪な事件が起きるとTVのワイドショーに、よく登場する有名な先生です。)の話では、次のようなことがあったそうです。

 ある所に、凄くしたたかな被告人がいました。

その被告人の担当は、検事になったばかりの新人検事でした。

被告人がしたたかであった為、新人検事はその自白を中々引き出すことが出来なくて、苦労していました。

そんなある日、被告人が新人検事に「検事さん、あなたの熱意には感動しました。私が知っていることは、全てお話します。」と言ったそうです。

それを、聞いた新人検事は、感極まって、思わず、被告人の手を両手で掴んで、暫しの間、二人で感動に浸っていたそうです。

そうして、無事に自白調書を作ることが出来ました。

とまあ、ここで終われば、ハッピーエンドなんですが、現実はそんなに甘くは無くて、実際に裁判が始まると、被告人は一転して、罪状を否認し、自白は拷問(検事に、手を掴まれてとっても痛かったと主張)によって無理やりさせられた任意性の無い自白であることを主張しました。

これを聞いた検事は、仰天して色々と弁明をしました。

しかし、その時はもう後の祭りで、結局、裁判では被告人の主張が認められ、自白以外の証拠が無かった為、刑訴訟319条1項、2項により、被告人は無罪放免になったそうです。
 この話に限らず法律の勉強をすると、結構現実の厳しさを実感することがあります。

その為かどうかは分かりませんが、昔は割と理想主義者だったんですが、最近は、かなり現実主義者になってしまいました。

以上

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